上物はほとんど価値が無いようです(50代/男性)
20代の頃に購入した不動産物件がありましたが、
老後に田舎暮らしをしたいと思い、売却に踏み切りました。
交通の利便性が良く、路線価の値段もまずまずの地域でしたので、ある程度付加価値が付くものと期待していましたが、思ったほど査定額が良くなかったので、不動産会社に確かめてみました。
担当者からの説明によれば、不動産の価値は年数とともに減額されていくので、
上物についてはほとんど価値が無い、とのことでした。
よく調べてから査定を依頼すれば良かったのですが、中古住宅は10年もすると
価値が全く無くなってしまう、と言うことが分かりました。
土地の価値は変わらないのですが、結局建物は査定がゼロという現実を受け止めなければいけなくなりました。
どうにか土地だけでも高く売れないかと考えましたが、行き着いたのが不動産一括査定でした。
いくつもの業者に査定を依頼したところ、より高く買ってくれそうな会社が分かりましたので、そちらに依頼することにしました。
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よくある質問
建物の価値はどれくらいのペースで減少するのですか?
土地の値段は路線価によってある程度決めることができますが、上物(建物)は経年劣化により、建物自体の価値が目減りしていきます。建てられた直後の建物は価値が高い状態ですが、1年が経過するごとに価値はどんどん目減りし、10年が経過すると、建物の価値は0になります。それ以降はマイナス評価になるため、修復が必要な場合などは、土地の価格から差し引かれることになります。
不動産を高く売るための売り時はいつですか?
不動産を高く売りたい場合は、建物の価値が残っている期間中に売却するのが賢明です。建物の価値はほぼ10年で0になってしまいますので、少しでも高く売りたい場合には、10年以内に売却することをおすすめします。売り時は、8年~9年程度経過した物件です。もし10年を超える場合には、リフォームをするなどして、住み続けることを選択した方が良いでしょう。
立地条件は査定額に影響を与えることがありますか?
不動産の立地条件は、建物の査定額を大きく左右することがあります。例えば交通の利便性が良くない地域であれば、その分査定額が下がってしまいます。高く売るための条件に、公共の交通機関が利用しやすい地域かどうかという点がありますが、駅から近いかどうか、バス停が近くにあるかといった点も査定に影響を与えることがあります。スーパーや学校などの施設が多いか少ないかによっても変化します。
物件の日当たりなどの条件はどれほど影響がありますか?
日照権は物件の価値をある程度左右することがありますが、査定額にはそれほど大きな影響を与えることはありません。ただし、周辺にビルやマンションが建ち並び、日陰になってしまう場合、査定額が数パーセント下がってしまうことがあります。購入希望者にとっては、日当たりが良い物件であれば、その物件を購入したい、と思うものですから、売れるスピードが速くなると言う点で、メリットがあります。
年数が経った建物は価値が全く無くなってしまうのでしょうか?
10年が経過した物件については、建物の価値は0と考えた方が良いでしょう。ただし、建物の構造によっては、評価額が付く場合があります。鉄筋コンクリート造の建物であれば、耐久年数が長いため、付加価値が付くことがありますし、耐震構造の建物の場合も、プラス査定になる場合があります。複数の不動産に査定してもらい、査定額を比較してみると良いでしょう。